「ノエル」
昨日は児童文学の空想物語の映画のことを書きましたが、今日は大人の奇跡の物語の映画のことを書きます。両方ともある意味”ファンタジー”のジャンルかもしれません。
ロードショー時は見ることができなかったので、今更ながらDVDで鑑賞しました「ノエル」。
ノエル=クリスマスのこと(フランス語)。クリスマスの奇跡の映画といっても、サンタがやってきた!とか、キリストやジーザスが話しかけてきた、というものではなく(藁)。
…バレンタインにも増してクリスマスは、語弊を恐れずに言うと”幸せ”か”不幸せ”かとで明暗がハッキリ分かれるこの日。無論、このロマンチックな日を愛する人と共にできる人と、そうでない人。
本来前者(幸せを享受する側)であるはずなのに、婚約者の束縛に悩む美しい女性。愛するがゆえに独占欲を押さえられず、彼女に逃げられてしまう彼。(うーん…この後結婚しても、きっとこの構図は変わらないかも?(笑))
しかし、かつて愛する妻を自らの嫉妬から死なせてしまった初老の男性の苦悩を目の当たりにして、彼は自らの過ちを知り、彼女に許しを乞う。…おやおや、文章にすると”よくあるラブストーリー”に聞こえるなあ(笑)。映画でそういう印象を受けなかったのは、俳優らがいい演技をしているために、見ていて親近感・共感を覚えるからでしょうか。特に、傷を心に持つ初老の男を演じたアラン・アーキンがいい味を出しています。。。それにしても、ペネロペとポールウォーカーのカップルは、見ただけでもため息が出る美しさ。
一方、スーザン・サランドン演じるの独身中年女(苦)の物語は、後者(クリスマスは不幸せ)の立場でしょう。テーマは一言、「孤独」。母親がアルツハイマーってのは現代的な命題。いつも世話に明け暮れて、自分の幸せを追い求めることができない。そんなとき、隣の病室の孤独な患者への小さな親切が奇跡を呼ぶ。自分がそうとは知らず、相手に感動を与えていることってあるらしい。。。小さな一言によって救われる魂もある。歴史に残る偉人にならなくても、お互いに助け助けられ、それでこそ生きていられるのだと、そんなことでシンミリと心が温まります(「ジョン・レノンを~」の回で触れた、自分は何者なのか?自分の生きる意義は?の回答がここにあるような気がする)。同じように、私の身にも奇跡は…起きないかもしれないけれど;;;いつかどこかできっと!と思いたくなる一本でした。
スーザンもよかったけれど、信仰に破れ孤独に苦しみ、その苦しみから解放されたロビン・ウィリアムスの笑顔が印象的でした。
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